IOC(国際オリンピック委員会)がブリティッシュ・メディカル・ジャーナルというイギリスの医学誌で発表している若いアスリートの身体能力の向上のために“足りない栄養素”を発表しています。

皆さんはその栄養素なんだと思いますか?

筋トレ界では“神の粉”であるプロテイン(タンパク質)?

はたまた体になくてはならないビタミン系でしょうか?

一緒に予想しながら見ていきましょう♪

タンパク質ではない!

アスリート御用達のタンパク質はここでいう“足りない栄養素”ではありません。

もちろん、プロテインが必要ないという訳でなく

・食費をおさえながら適切なタンパク質量が欲しい

・お肉などで食べてしまうと一緒に脂質も多く摂ってしまうので、それをカットしたい。

といったニーズにはプロテインは答えてます。

足りない栄養素① ビタミンD

日光を浴びることで体内で合成されるビタミンD。日本の働き方から日光を浴びないので日本で足りないのは分かるのですが、世界中でも足りていないのには驚き。

As many youth athletes are at risk of low vitamin D status, correction of insufficiency through supplementation may be necessary to ensure optimal bone health and mitigate injury risk.

https://bjsm.bmj.com/content/49/13/843.full

・骨の正常な発育をサポート

・怪我のリスクの軽減

という点で必要とされています。またIOCで唯一サプリを使う事を推奨されていた栄養素。よっぽど足りていないんでしょうね。。

足りない栄養素② 鉄

これは女性アスリートに向けての提案。毎日の必要量と摂取量を一致させるように努力したいところ。

足りない栄養素③ カルシウム

カルシウムも足りていないんですね。しかし、カルシウムサプリはやめておきましょう。

この論文にも

sufficient dietary calcium

https://bjsm.bmj.com/content/49/13/843.full

食事からとる事が推奨されています。

まとめ

Dietary education for young athletes should emphasise optimal eating patterns to support health, normal growth and sport participation demands, with emphasis on a balanced intake of nutrient-dense carbohydrates, high-quality protein and sufficient dietary calcium, vitamin D and iron.

https://bjsm.bmj.com/content/49/13/843.full

高いパフォーマンスを出す体を作るのには相応の材料が必要。

そして、それはオリンピアンだけでなく私達にも言える事!

健全な魂は健全な肉体に宿る

ベタな格言ですが、是非ぜひ取り入れてみてください♪