筋トレ、HIITをはじめとするワークアウト。体の見た目がよくなるのはもちろん。
最近では「前向きになる」「スッキリする」といったメンタル面でのうれしい波及も期待してワークアウトを始める人も多いのではないでしょうか?
しかし、マラソンや激しめの筋トレにはデメリットもあって体に「炎症」が起こるんです。。
激しめに体を追い込む人や日々忙しい人は、バナナでパフォーマンスを上げながら、炎症を是非ケアしてみてください。
20人のプロサイクリストを集めました。
「バナナがスポーツドリンクよりも優秀なんじゃない?」という事が
軽い運動と免疫の関係や激しい運動と体の炎症についてのスペシャリストであり、アメリカの研究者であるデイビッドニーマン博士の研究で明らかになっています。
Metabolic recovery from heavy exertion following banana compared to sugar beverage or water only ingestion: A randomized, crossover trial
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0194843
上の論文の中で、博士は20人のプロサイクリング選手を20人集め、75kmをサイクリングしてもらいました。その後
- 30分おきに水だけを与えたグループ
- 30分おきにスポーツドリンクを与えたグループ
- 30分おきに水とバナナを食べてもらったグループ
の3つグループに分けて体の炎症をチェック。
この結果を見ながら、「体の炎症」と糖質、電解質、バナナの成分との関連性を探りたいという事ですね♪
そもそも体に炎症が増えると、どうなるの?
炎症と聞くとフワッとした印象をうけてしまいますが、体が炎症してしまうとワークアウト的には
・疲れが長引く。
また、炎症が長引いて慢性化してしまうと
・アレルギーの悪化
・細胞が攻撃されて酸化がすすみ、老化してしまう
なんて事が言われています。運動を頑張って逆に
「疲れをためて、細胞が老化してアレルギーがひどくなる」
なんてやってられないですよね。
バナナ、スポーツドリンク、水の中でワークアウト後の炎症を一番下げたのは?
そこで、研究の結果をチェックしていきましょう。
- 「水だけを飲んだグループ」の炎症レベルは3つのグループの中で1番高いものになりました。(これは水の中に糖質や電解質がないのが主な理由。)
- 「スポーツドリンクを飲んだグループ」の炎症グループは水より少し低いレベルに。
- 「バナナを食べたグループ」の炎症は1番低くなり、 COX-2まで少なくなっていました。
この COX-2は炎症や痛みの原因になっていたり、ガン細胞が増える原因もこいつが関わっていたりするものなんです。
解熱剤や頭痛薬に含まれているイブプロフェンもこのCOX-2に作用するからなんです。
バナナの魅力
さらにバナナには私達にとってたくさんの魅力があり、その一部を紹介すると
- 栄養が豊富。
- 値段が安い。
- カロリーが低い。
- 糖質の質GI値が低くゆっくり血糖値を上げ、食欲を暴発させない。
- 約30分でエネルギーとして使用できる。
なんてものが挙げられます。
ワークアウト40分前はバナナ!
ビルダーの人も炭水化物源としてバナナを採用しているのも、バナナの凄いポイント。いくつかサイトやtraineeのブログを見てみると理由は明確。
- エネルギーになるのが早い。
- 低GI
- 安い
- タンパク質を効率的に体に運ぶための炭水化物の質が高い(同時にビタミンやミネラルが摂れる。)
- パフォーマンスを上げ、筋肉の痙攣を防ぐ。
かなりの部分上のバナナの項目とかぶっていますが、それはご愛敬(笑)栄養補給や運動のパフォーマンス、疲労回復の面でいろいろ有利そうですね。
まとめ
「体の炎症」は様々な面で私達に対してデメリット。短期的なものも、もちろん良くないのですが炎症が慢性化してしまうと、体が常に酸化を促されている状態ですので、すごい猛スピードで老化してしまっている事になります。
この炎症をケア出来る「バナナ」
スポーツドリンクを飲むよりも栄養面、電解質、運動のパフォーマンス、疲労回復の面で使えそうです!
是非、運動の前にバナナ取り入れてみては?