今日は【空腹】という状態で私達がどんな影響を受けるのか?
という話。
これが分かると
・キテレツ上司の理解の仕方
・直観的な決断をしたい時のコンディションの作り方
・試験前のコンディションの作り方
などが分かります。
プライドが高いだけのアホに見える上司はもしかするとお腹が減っているのかも。。。
空腹時は“合理的な判断が出来なくなる”
お腹がすいている時、私達は
・長期的な計画
・先を読んでムダをはぶくような考えを巡らす
というような“合理的な”決断ができなくなります。
50人の男女を対象としたダンディー大学の研究
Otterbring also found that hunger changes time orientation to focus upon present pleasures and to biases choice towards hedonic rather than healthy food choices.
“空腹は目の前にある欲望に集中させてしまい、食物はヘルシーな物よりも高脂肪などのジャンクを選んでしまう。”
https://link.springer.com/article/10.3758%2Fs13423-019-01655-0
“空腹時にはスーパーで買い物をしてはいけない。”というものも理由ですね。
やはり私達はお腹が減っていると
いつもよりも必要がない食べ物や刺激的なジャンクを選んでしまいがちのようです。
さらにこの空腹の影響は、食べ物意外のチョイスにも悪影響を与えてしまんです。
hunger promotes acquisition of non-food objects (such as widescreen TV’s, spa visits, and video cameras) as well as food.
“空腹は食べ物と同じようにテレビ、スパ、ビデオカメラなどの購入も促進させてしまいます。”
https://link.springer.com/article/10.3758%2Fs13423-019-01655-0
お腹がへっている時は食べ物だけでなく
【あらゆるへの欲望】
にたいして、私達は弱くなってしまう事が分かりますね。
直観的な判断は?
空腹で合理的な判断はしにくくなる。
ここまで頭や理性を使った判断について話してきましたが
ボクサーやサッカーのフォワード、果ては経営者などにみられる
【直観的な判断】
と空腹の関係は、どうなのでしょうか?
合理的に考える時と同じで空腹時は直観的に決断ができないのでしょうか?
hunger improves strategic decision making, arguing that people in a hot state are better able to make favorable decisions involving uncertain outcomes.
“私達が興奮状態にあり、結果が不確かな場合【空腹】である時の方がよりよい決断ができる。”
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0111081
という事が分かっています。
つまり
直観的に決断をしなければいけない時は【空腹】の時の方が優れた決断ができる
ということですね。
まとめ
あなたが決断を強いられた時
・頭を使ってより合理的に判断をしなければいけない時
→【空腹】ではない時に!
反対に
・頭を使わず直観に従って決断をしなければいけない時
→【空腹】時の感覚的に優れた時に!
試験前のコンディションの整え方から日常のスーパーに行ったときに浪費防止まで
是非参考にされてください♪