旅行の食べ歩きからダイエットの憂さ晴らしまで どうしても食べたい時は誰にもあるもの。
そんなときに脂物と糖質、どちらをチョイスすればよいのでしょうか?
ヘルシンキ大学の研究をみてみるとダメージのあるドカ食いとそうでないドカ食いが分かります。
まず男女38人を3つのグループ
①糖質でオーバーカロリー
②飽和脂肪(ココナッツオイル、バターなど)でオーバーカロリー
③不飽和脂肪(サバ、オリーブオイルなど)でオーバーカロリー
の3つに分けました。そして、別々に食べてもらったグループを分けて普段必要なカロリーよりも1000kcal多くそれぞれの食品群を食べてもらいました。
さて、どのグループが
・太ってしまったのでしょうか?
・体にダメージがあったのでしょうか?
●どか食いの科学
— 福岡おいしいものハック (@fkeatout) August 24, 2019
ダイエットの憂さ晴らし
ストレスの解消など
「どか食い」したくなる瞬間はたくさんありますが
▶どか食いしてダメージが少ないのは?
視聴者の皆さまのアンケでは上のような結果になっています。
では結果をみていきましょう。
体重に対する影響は?
これは意外ですが3つのグループの体重変動はほとんど差はつきませんでした。(約1㎏ほど)
この理由は、オーバーカロリーとはいえ総摂取「カロリー」数は同じにしてあったからだと考えられます。
一方で、皮下脂肪の増加量はどうなのでしょうか?
皮下脂肪の増加量は?
これまた3つのグループですべて同じだけ増加しました。
皮下脂肪の増加も1日の総カロリー数に比例するようです。
では、何を食べても身体に対する影響やダメージは同じなのでしょうか?
違ったのはこの部分の脂肪増加
この3つのドカ食いオーバーカロリーグループで違いが出たのが
“肝臓の周りの脂肪”
なんです。。脂肪が肝臓ついた順番に
・飽和脂肪のグループで55%増加
・糖質グループが33%増加
・不飽和脂肪のグループが15%増加
といった順番に。
Overfeeding SAT increased IHTG more (+55%) than UNSAT (+15%, P < 0.05). CARB increased IHTG (+33%)
“飽和脂肪、不飽和脂肪または砂糖ドカ食いではそれぞれ肝臓内の脂肪酸の量が55%、15%、35%増加した”
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29844096
肝臓に脂肪がつくと“代謝、デットクス”などに大きな影響がでてしまい、体にもダメージが大きいでしょう。
まとめ
ストレスなどで“ドカ食い”してしまいたい時はできるだけ砂糖と飽和脂肪はやめた方がよさそう。
特に“代謝”や“デットクス”が気になる人は一瞬チェックしてドカ食いをスタートしましょう(笑)